こんにちは。
毒親育ちの梅野いより(@umeno_iyori)です。
父親が 数年前に口にした
— 梅野いより@毒親と絶縁済ブロガー (@umeno_iyori) August 4, 2020
「“高卒”なのに
“高卒”だから。この言葉を言われる度に何とも言えない気持ちになった」
あー、私は このコンプレックスの解消の為に 教育虐待を受けたんだと思った。#毒親 #毒家族 #アダルトチルドレン #教育虐待 #機能不全家族 #文化的虐待
教育虐待の主な原因は
・親が高学歴で、子供にも当然のように同じ学歴を求める
・親に学歴コンプレックスがあり、子供で解消しようとする
の2つだと考えられます。
うちの親は後者でした。
私は幼少期~大学受験まで教育虐待を受けていました。
元々、母親が凄い英才教育をしていました。
そんな母が6歳で他界してから、父が母の後を受け継ぐように引き続き英才教育が始まりました。
小学生なのに週6の習い事と塾。
同じ日に2つの習い事をハシゴする事もありました。
学生時代は朝から晩までご飯とお風呂以外は勉強漬けで、青春時代の殆どを学習机で過ごしました。
「いより(私)が〇〇(習い事)をしたいと言っている」
「いよりが〇〇中学(中高一貫の進学校)に行きたいと言っている」
父は、私が望んでいるかのように言っていましたが、父が怖くて「したくない」と言えなかっただけです。
そんな父は「母親のやらせていた事は 辞めずに続けさせたい」これが口癖でした。
そして本当にそれが原因でこんな英才教育を受けていると思っていました。
父親が私に言い続けたのは
「大学は国公立。滑り止めでも私立は受けさせない」
そして国公立一本で頑張る事になったのです。
私立の中高一貫校に通っていたので、金銭的な事を考えても「なぜ私立の大学はダメなんだ」とは思わなかったです。
自分でも国公立で納得してました。
ただ、大学自体行きたいのかは分かりませんでした。
そもそも「~したい」なんて考えずに親の言う事に従うだけだったので、
「〇〇大学に行きたいだろ?!!」って言われても「うん」しか言えなくて。(父が怖いだけ)
数年前、父の本音を知る事になったのです。
家族で食事に行った時、何かの話がきっかけで父が話しだしました。
自分は、「高卒だから」「高卒なのに」そう言われるのがたまらなく嫌だった。
そう言われる度に、何とも言えない気持ちになった。
その頃には、父親は毒親で結婚したら縁を切ろうと思っていたので感情移入する事なく、冷静に「これが私が教育虐待を受けた原因か」そう思いました。
そういえば、昔父親が話していた事があります。
自分も大学受験をしたが、落ちた。
周りは大学生になった友達ばかりだった。
でも、その分絶対に稼ごうと決めた。
今ではその友達よりも稼いでる。
だから良かった!
最後はハッピーエンドのような話し方だったので気にも留めませんでしたが、確か父親も国公立一本しか受けなかった・・・と。
父親が異常に国公立一本にこだわる理由が分かりました。
亡くなった母親が望んでいた子育てをしたい・・・とか色んな事を言ってましたが、結局父は学歴コンプレックスの塊で「国公立一本目指して合格する」という自分が出来なかった事を子供に叶えてもらおうとしただけでした。
よくある話ですね、自分の叶えれなかった夢を子供に託す。
自分は高卒→子供には国公立じゃないと許さない。
自分はリズム感ゼロ→子供にはピアノやバイオリンを習わせる。
・・・本当、分かりやすい人ですね。
私、英才教育が本当にしんどかったんです。
あれは完全な教育虐待でした。
今でも「自分には普通の青春時代がなかった」と悲しくなります。
「青春時代を返して欲しい」と思います。
だってこの先の人生をどれだけ充実させても、若かった青春時代にはもう戻れないのです。
どんなに辛くても父親は自分の為に厳しくしてくれていると思っていました。
(勿論、それもあるのは分かってます)
自分よりも、父親の方が大変だから・・・そう思って耐えてきました。
それが父親のコンプレックス解消の為だったとしたら、理不尽すぎる。
そんなにコンプレックスがあるなら、今からでも自分が大学に行けばいいのに・・・
私が無事 国公立に合格した瞬間、父は救われたのでしょうか。
父が自分の気持ちにどこまで気付いているのか分かりませんが、子供に怒鳴り散らして勉強させるほどコンプレックスだったのでしょうか。
学歴コンプレックスは悪い事ではない。
でも、無理矢理子供で解消しようとするのは異常です。
とにかく・・・私は親に恵まれなかった。それだけは事実です。