こんにちは。
毒親育ちの梅野いより(@umeno_iyori)です。
今回は毒親育ちがなぜ生きづらいのか、説明したいと思います。
それは、過酷な家庭環境で身についた癖が残っているから。
親から離れてもその癖が抜けないので苦しいんですね…
意外とシンプルな理由じゃないですか?
親元から離れても
— 梅野いより@毒親と絶縁済ブロガー (@umeno_iyori) April 25, 2020
“親が課したルール”にいつまでも苦しめられる。
でも自分の親が“毒親”だと完全に自覚出来れば
「そんな“毒親”が作ったルール守る必要あるだろうか?」
と思えます。
そうなると解毒は早い。#毒親 #毒家族 #アダルトチルドレン #教育虐待 #機能不全家族 #文化的虐待
例を挙げた方が分かりやすいと思います。
私の場合、こんな家庭環境で育ちました。
・自分の好きな事をやらせてもらえない
・父親の指示通りに動かないといけない
・自分の意見なんて言える環境じゃない
・悪いのは全て自分だと思い込まされる
・親が何でも指示してくれるのは自分が出来損ないだから、と思い込む
・発言を否定される
・辛い事からは絶対に逃げてはいけない
・楽しい思いをしていたら祖父に水をさされる
・祖母と弟にバカにされる
・そしてこれら全てに不満を言わず、感謝しなければいけない
・家庭内の空気が悪くならないように、場の雰囲気を和らげる笑われ役に徹する
こんな感じでしょうか。
ブラック企業みたいですね。
全部親の都合の良いように、子供に押し付けてるのが分かります。
では、こんな家庭環境でどんな癖がついたか。
・自分の好きな事をやらせてもらえない
→やりたい事が見つからず、見つかっても“好きな事”をする事に罪悪感を持ってしまう。何をするにも他人(親)に間違っていないか確認し、相手に判断を委ねてしまう。
・父親の指示通りに動かないといけない
→他人に指示やアドバイスをされると、きちんと言う事を聞き、取り入れないといけないと思ってしまう。どんなに意に反する事でも無視出来ない。
・自分の意見なんて言える環境じゃない
→自分が思っている事よりも「他人(親)がどう思うか」をまず考えてしまう。
空気を読み過ぎた状態になる。その場その場で発言するので言ってる事に一貫性がない。
・悪いのは全て自分だと思い込まされる
→向こうが一方的に加害者の場合でも自分が原因だと考えてしまう。
「あの人が原因で~」という事に抵抗がある。もしくは、全て自分のせいにされたくないという思いから自己防衛で人のせいにしようとする。
・親が何でも指示してくれるのは自分が出来損ないだから、と思い込む
→何をしても自分はダントツで出来損ないだと思ってしまう。良い結果を残しても
自分が頑張ったからだ、と素直に自分を褒めれない。
・発言を否定される
→自分の思っている事を言えなくなる。または、過度に強調して言ってしまう。
相手は否定も何もしていないのに、否定されるが怖くて先手を打って攻撃的に主張する。否定されるのが怖くて相手の顔色を伺いながら話す。
・辛い事からは絶対に逃げてはいけない
→例えブラック企業であっても逃げれなくなる。辞める=自分は逃げている=悪、と思ってしまう。
・楽しい思いをしていたら祖父に水をさされる
→楽しい事をしていると「自分はこんな風に調子に乗ってはいけないんだ」と、無意識に嫌な事を考えるなどして気持ちを静めようとする。
・祖母と弟にバカにされる
→他人にバカにされている気がする。自己防衛のために、攻撃的になったり自分がバカにされる前に、先に相手をバカにしようとする。
・そしてこれら全てに不満を言わず、感謝しなければいけない
→どんな理不尽な事でも感謝出来ない自分が悪いと、自分を責める。
・家庭内の空気が悪くならないように場の雰囲気を読み、和らげる笑われ役に徹する
→空気を読み過ぎる。笑われ役に徹すると「こいつには何を言ってもいい」と思われ、舐められやすくなるので好き勝手言われやすくなる。でも言い返せない。
書いてて悲しくなりますね…(笑)
でも、これは過酷な家庭環境を乗り越える為に最良の対策だったんです。
子供の頃は、必要だったんです。
親から離れたらもう必要ないのに、癖になってるんですよね。
他人を親と見立てて、何の関係もない他人に対してもこのルールを守ってるわけです。
過剰な防衛状態になってるんです。
そりゃしんどいですよね。
毒親といた時と同じ事をしてるんだから。
これが“生きづらさ”です。
自己分析をして、その癖に気づけばどんどん改善していきます。
癖を治すには、まず自覚する事です。
⇩自己分析をする時は、紙に書くのがおススメ。