こんにちは。
毒親育ちの梅野いより(@umeno_iyori)です。
私は教育虐待ともう一つ、宗教の強要を受けて育ちました。
世間から嫌われまくっている宗教に、生後1カ月で入会。
30歳まで活動をしていました。
最近宗教ネタばかりですが、思ったよりも多くの方に読んで頂けているので(本当にありがとうございます。)
今回は、この記事の続きを書きたいと思います。
同年代の女性メンバーの話です。
その女性(Aちゃんとします)と私は、同じ地域のメンバーでした。
自由奔放でマイペースな所が素敵で、年も近く、お互い母親を既に亡くしているという共通点もあり何でも話せる間柄でした。
Aちゃんには、お父さんがいないようでした。
でも、一人親なんて珍しくもない。
特に深く突っ込む事はありませんでした。
そんなAちゃんが、話してくれたのです。
自分には父親がいない。
母は未婚で私を産んだ、と。
でもまぁ、それも珍しくもない話。
「そうなんだ~」って感じでした。
その後、衝撃的な内容を聞いたのです。
私の父親は、既婚者だった。
母親は、不倫をしていた。
その相手は、宗教のメンバーだったと。
同じ地域の既婚者の男性と不倫をして、妊娠したそうなんです。
奥さんも面識があったはずなのに。
「相手から言い寄ってきたらしいけどね・・・」
いやいや、Aちゃん・・・それは、不倫する人みんな言うよ。
受け入れたなら、同罪だよ・・・
そんな事を心で思いましたが、まぁ突っ込まず・・・
続きを聞きました。
妊娠した母は、産むか悩んだ。
それも、地域のメンバーに相談したそう。
「子供に罪はない。産みなさい」そう言われたそうです。
そして、女手一つで育て上げたそうです。
Aちゃんは無事成人し、就職の為 親元から離れて今の地域に引っ越してきました。
ある日、親戚から連絡が。
「お母さんがもうダメみたい」と。
実はお母さん、長い間うつ病を患っており、最後は自ら命を絶たれたそうです。
Aちゃんは天涯孤独になってしまいました。
私は昔から親にこう言い聞かされました。
「この宗教から離れると不幸になる。
そして、この宗教に迷惑をかけるような事があったら罰が当たる。
昔、集会に参加する時に路上駐車ばかりする女性メンバーがいた。
ある日、交通事故で亡くなった。
当たり前だよね。宗教に迷惑をかけたんだから。」
私はこの言葉で不幸にならないように罰が当たらないように、30歳まで真面目に活動してきました。
触らぬ神に祟りなしの、神に触ってしまった・・・と思っていました。
親が信仰していた新興宗教は
— 梅野いより@blog*/毒親育ち (@umeno_iyori) January 24, 2021
「頑張れば幸せになるけど、
頑張らなかったら不幸になる」そうです。
じゃあ、やらない方がいいでしょ(笑)
普通、そんなモノを子供に強要するか?#毒親 #毒家族 #アダルトチルドレン #機能不全家族 #過干渉 #教育虐待 #文化的虐待
だからAちゃんのお母さんは罰が当たったのか・・・
宗教関係なく、不倫なんてしたから因果応報だったのか・・・
それは誰にも分かりません。
私はこの時、宗教の怖さを感じたのです。
そして宗教から離れるのが更に怖くなりました。
(脱会した今、宗教の罰なんてないと思っていますが)
幸せになる為の宗教のはずなのに、御利益なんてない。
とにかく、こんな話が多かったのです。
「幸せになった」という話よりも、そうじゃない話の方が圧倒的に多かった。
それでも信者は「世界一幸せになれる宗教です」と勧誘を続けるのです。