こんにちは。
毒親育ちの梅野いより(@umeno_iyori)です。
私はいつも、毒親に植え付けられた恐怖に怯えていました。
恐怖心との付き合い方ついて、カウンセリングを受けたので書きます。
カウンセリング前:相談したい内容
自分で気づいた自分の生きづらさ。
いつも何かを決断したり、行動する時に自分にストップをかけるモノ(無意識の癖)がある気がしたのです。
その原因は「恐怖心」ではないか?と思うようになりました。
その恐怖心は、家庭環境で植え付けられたモノです。
私はいつも、恐怖心を抱えながら親に服従してきました。
自分の生きづらさの根本的な原因って“恐怖”かもしれない。
— 梅野いより@毒親と絶縁済ブロガー (@umeno_iyori) August 10, 2020
毒親に従ったのも恐怖。
押し付けられた宗教から逃げれなかったのも恐怖。
私は、ただ怒られるのが嫌だった。
怖かった。
分かる方いるかな?#毒親 #毒家族 #アダルトチルドレン #機能不全家族 #過干渉 #教育虐待 #文化的虐待
私はいつも恐怖心に縛られ、自分を捻じ曲げてきました。
簡単に書くと、
本当の自分の考え・性格→恐怖心→本意ではない行動をしてしまう
例えば
・家族が嫌いだ→「家族は大事にしないと、自分は人としてダメなんじゃないか」と思ってしまう→離れられない
・彼氏と別れたい→周りに「また彼氏と続かなかったの?!」と言われるのが怖い→別れない
・仕事を辞めたい→嫌な事からは絶対に逃げてはいけないと思ってしまう→病気になるまで我慢する
・害を与えてくる人と話したくない→「そんな事をしたら人としてダメになるんじゃないか」と思ってしまう→我慢して害を受け続ける
・友達は厳選したい→「選んでばかりいたら、友達がいなくなるんじゃないか」と思ってしまう→惰性の友人関係を続けてしまう
こんな感じです。
恥ずかしながら全て私の経験談です。
今まで「こうしたい」という考えはあったけど(緑文字)、自分の心の中に恐怖心が芽生えてしまい(赤文字)・・・
結局、真逆の選択をしてしまっています(青文字)。
結果として・・・
正直、後悔が大きいです。
過剰な恐怖心で自分を捻じ曲げ、その結果に後悔ばかりしてきました。
それに、恐怖に対応する為にエネルギーを使い過ぎています。
そのエネルギーをもっと他の事に使えていたら・・・
正直、「こうしたい」という考え(緑文字)のまま突っ走れば良かったな、と思います。
例え失敗したとしても、後悔はなかったかなと。
たまーに我で突き進める時がありますが、その時は確かに“恐怖心”がありません。
(多分あるんですけど、それよりもワクワクが大きい)
元々、本当の自分と実際にしている行動にギャップを感じていました。
「私、こんな人間だっけな?」って。
自分は間違いなく我が強い人間なのに、それをも捻じ曲げてしまうような「恐怖心」があったのではないか。
その辺は過干渉の毒親に育てられた事が、間違いなく原因としてあると思う。
というよりも、心当たりしかなくて。
私はずっと親が怖くて怒られないように行動し、恐怖心で縛られてきた人生だったからです。
明日のカウンセリングでは、この恐怖心との付き合い方を相談してみたい。
恐怖心を無くすというよりも、付き合い方・コントロール方法を学びたいと思います。
カウンセリング後:恐怖心との向き合い方
今回も良いカウンセリングでした。
もう1年以上お世話になっていますが、今回は特に前進した気がします。
まさに、自覚した通り私は「恐怖心」の塊でした。
家庭環境で付いてしまった癖が、今も自分を苦しめていました。
カウンセラーさんの第一声
「恐怖心と付き合うのは難しいですよ。時間がかかります」
・・・ですよね。
コツコツ変えていくしかないと。
でも、カウンセリングを受け終わった後、私は「すぐに変われるんじゃないか?!」
・・・とまでは思わなくても「ある程度までなら、短期間でもいけるんじゃない?」と思いました。
では、その方法を書いていきます。
自分の中の恐怖心を自覚する
まずは自覚する所から。
何事もまず自覚するのが一番難しいと思っています。
おススメの方法は、紙に書き出す!
面倒だと思う気持ちはめちゃくちゃ分かりますが、紙に書けば絶対に何かが見えてきます。
本当の自分の考え・性格→恐怖心→本意ではない行動をしてしまう
こんな風に、恐怖心のせいで本来の自分の意思とは違う行動をしてしまっていました。
こんな出来事が沢山あったので箇条書きで書いていきました。20個くらい。
⇧にも書きましたが
・家族が嫌いだ→「家族は大事にしないと、自分は人としてダメなんじゃないか」と思ってしまう→離れられない 【後悔:もっと早く離れれば良かった。もっと早く自由になれたのに】
・彼氏と別れたい→周りに「また彼氏と続かなかったの?!」と言われるのが怖い→別れない 【後悔:もっと早く別れれば良かった。他に良い出会いがあったかもしれないのに】
・仕事を辞めたい→嫌な事からは絶対に逃げてはいけないと思ってしまう→病気になるまで我慢する 【後悔:もっと早く辞めれば良かった。病気になる事もなかった(持病になってしまった)】
・害を与えてくる人と話したくない→「そんな事をしたら人としてダメになるんじゃないか」と思ってしまう→我慢して害を受け続ける 【後悔:我慢しても何も得るモノが無かった。そっちを捨てていれば大事な友達ともっと時間を過ごせたかも】
・友達は厳選したい→「選んでばかりいたら、友達がいなくなるんじゃないか」と思ってしまう→惰性の友人関係を続けてしまう 【後悔:ストレスが溜まるだけだった。惰性の人間関係も労力やお金は消費する。それを他に使えたら良かった】
こんな風に思いつくだけ書いていくと、色んな気づきがありました。
☆恐怖心のせいで、結局自分の意思とは真逆の行動をしている
☆本当の自分の考え・性格(緑文字)のまま行動しておけば良かった、と今になって思う。そして、そうしていても実際何の問題も無かった
☆恐怖心に縛られて行動した時は、悪い方にしかいかず必ず後悔した
☆恐怖心に縛られて行動した時は、成長に繋がらず「恐怖心」が大きくなっているだけだった
☆自分の意思を貫けた時は、必ず助けてくれる人が出来たり上手く事が進んだ
☆恐怖心に縛られて行動した時は、邪魔をする人(余計に悪い方向にアドバイスする人)が現れたり、どんどん状況が悪化した←これは、自分の恐怖心(ネガティブ思考)が引き寄せている気がしました
つまり、「恐怖心に縛られてると・・・ロクな結果になっていない」
自分の本当の気持ちじゃないから学びもない。
時間とお金と労力と・・・どこかで納得していないから自分との葛藤と・・・色んなモノが無駄になり、ストレスが溜まるだけ。
そして、大きな後悔が残るだけ。
とにかく私は恐怖に縛られた結果、何もかも悪循環になる事に逆に恐怖を感じるようになりました。
この気づきは大きかった。
また、恐怖心から自信の無さ・不安が生まれる事にも気づきました。
こんな風に紙に書いてみて下さい。
色んな事に気付けます。頭の中ではなかなか難しいので是非書いてみて下さいね!
まず自覚するのが大前提。
紙に書くメリット。⇩こちらもどうぞ。
「もしそうなると、どうなる?」と自分に問いかける
これはカウンセラーさんが私によくした質問です。
「もし、そうなると(恐れている事が起こると)どうなると思いますか?」
例えば、コレ。
・友達は厳選したい→「選んでばかりいたら、友達がいなくなるんじゃないか」と思ってしまう→惰性の友人関係を続けてしまう
ここで恐れている事は「選んでばかりいたら、友達がいなくなるんじゃないか」と思ってしまうだと思うんですけど、
実際は・・・どうもなりませんでした
合わなくなった友達とどれだけ疎遠になっても、また新しい友達が出来ました。
しかも自分が本当に望んだ価値観の人!
「どうして今まで出会わなかったんだろう」と感動するくらいの友達が出来ました。
そして、実際「選んでばかりいたら、友達がいなくなるんじゃないか」と自分が恐れていた通り友達0になった事もありますが、
・・・やっぱりどうもなりませんでした
友達がいない分、他にしたい事が出来たり・・・なんだかんだ新しいモノが入ってきました。
そんな時期も自分にとっては大切でした。
自分の抱えていた恐怖心は大した事ではなく、むしろ その恐怖心に怯えている事の方がメンタル的には良くなかったです。
自分が恐れている事・・・本当に心配するような程の事でしょうか?
プラス思考に考える
これはネガティブ思考を無理矢理ポジティブ思考に変えましょう、という話ではないです。
違う見方をしてみよう!という事です。
例えばコレ。
・仕事を辞めたい→嫌な事からは絶対に逃げてはいけないと思ってしまう→病気になるまで我慢する
本心は、仕事を辞めたい
それだけなのに、恐怖心に縛られてしまい最悪の結果になりました。
もちろん、「もっと早く辞めれば良かった・・・」そう後悔しましたよ。
プラス思考に考える!とは、
「仕事を辞めたい」→「好きな仕事に就きたい!」「素敵な人間関係の中で成長したい!」
そう思う事です。
これって実際に思っている事ですよね?
自分の本心です。
自分の中には「仕事を辞めたい」という考えもあり、「好きな仕事に就きたい!」「素敵な人間関係の中で成長したい!」という考えもあるのです。むしろ後者の方が強い。
それなら自分のプラスになる側面(自分の意思を貫くメリット)を見よう!という事です。
よし!じゃあ好きな仕事をする為にはどうしよう?
スキルをつけようか。
スクールに通おうか。
こんな風にいい方向に考える事が出来るのです。
・・・確かに考え方1つで雲泥の差。
これが本当の成長です。
マイナスに思えるような事も、違う側面から見るとプラスだったりします。
そっちを上手く使おうという事ですね。
カウンセラーさん曰く、これはかなり重要な方法だそうです。
行動してみる~成功体験を積む~
結局はこれです。
「自分を貫いたら、良い結果になった」と思える成功体験を積む事です。
どれだけカウンセリングを受けても、自分の頭で納得しても行動しない限り「生きづらさ」は消えません。
逆に言えば「生きづらさ」は色んな経験から培われたモノだから「生きやすさ」も経験からしか培われないのです。
・・・え!行動するなんてしんどい!
何とかしてよ!・・・私もそう思っていました。
でも、行動(経験)しないと変わらないのです。
行動しないのであれば、知識がついただけ。
いくら泳ぎ方を学んでも、実際に水に飛び込まないと泳げるようにはならないのです。
たま~に恐怖心を感じずに一直線に目標に向かって行動出来る時ってありません?
あれをすればいいんです。
気持ちがついていかなくても大丈夫。
結局すべき事は一緒です。
諦めて、投げやりになってみる
え?!投げやり?!って思うかもしれませんが、これ結構いい方法です。
こんな経験はありませんか?
ずーっと悩んできたけど、何もかもどうでも良くなった経験。
多分あの瞬間って恐怖心が消えたんでしょうね。
「あ~もうどうでもいいや。どうにでもなれ」
こんな時は周りの目とか、自分の中の凝り固まったルールとか全部どうでも良くなる。
「どうでもいいや」はダメでしょ!って思うかもしれませんが、人って結構
「何もかも上手くやりこなさないといけない!」
そう思っている時は、なかなか上手くいかないものです。
プレッシャーになり過ぎてるのです。
一度肩の力を抜いてみるのも良いかもしれません。
恐怖心を抱く原因を考える
ここでも同じ例になりますが
・仕事を辞めたい→嫌な事からは絶対に逃げてはいけないと思ってしまう→病気になるまで我慢する
この時私は、周りに仕事の愚痴ばかり言っていました。
そして「今時転職なんて普通だよね?!」
「こんな会社なら辞めてもおかしくないよね!?」
「もう私、十分頑張ったよね?!」
そう周りに確認していました。
自信が無く、恐怖心もあって自分で決める事が出来なかったのです。
きっと誰かに背中を押してもらいたかったのでしょう。
「転職なんて甘いよ!」
そう言われてしまうと、
「自分だって転職しまくってるのに!」
「今時そんな考え方古いでしょ!」
「そりゃあ、人間関係に恵まれている人には分からないでしょ!」
直接言わなくても、心の中で牙を向くんです。
それなら、自分で決めろよ!って感じですよね(笑)
こんなグルグル思考に陥るともう・・・止まらない。
自分の考えに自信が無く、恐怖心を抱えているから自分を正当化して、反対意見を論破したくなる。
そこから抜け出せなくなるんです。
単純に「仕事をやめたい」それだけなのに。
どうしてそこまで批判されると牙を向いたり、相手を論破しようとしたりするのか?
今なら冷静に自分の気持ちを見つめる事が出来ます。
それくらい、仕事を辞めたいんだ・・・私。
自分の本心に気付かない限り、⇧のようなグルグル思考は終わりません。
でも本心に気付くと腑に落ちる瞬間があります。
そして、そこから手段を考え、行動を起こせばいいんです。
悩みって、本当は実にシンプル。自分でややこしくしてるだけなのです。
まとめ
こんな感じでお話してきました。
何度も書きますが、まず自覚する事ですね!!
個人的な意見ですが、
恐怖心・不安・自信が無い
それくらいの事なら、絶対に自分を貫くべきです。
何故なら、これらは全てただの妄想だからです。
健康面や金銭面で事情があるなら、確かにそうなんでしょう。
でも、恐怖心・不安・自信が無い・・・これらはただ自分が作り上げた幻にすぎません。
現実じゃないんです。
無理になくすのもアレなので、「恐怖心を抱えてるけど、やってみよう!」
それで十分だと思います。
私は、恐怖心を抱えていたとしても、自信が無くても、不安でも、絶対に自分を貫こうと決めました。
恐怖心に縛られると、どんな結果になるか嫌という程味わってきたし、後悔が半端ないので・・・
カウンセラーさんが難しいというくらいなので、私も長い目で恐怖心と付き合っていこうと思います。
長文を読んで頂き、ありがとうございました。