支配的な毒親に30年苦しんだ私が地獄から生還するまで

自分の親が毒親か見極めたい/毒親から解放されたい/生きづらさを解消したい/そんな方に伝えたいブログ

~教育虐待の後遺症~ 勉強しない他人が許せない

こんにちは。

毒親育ちの梅野いより(@umeno_iyori)です。

 

 

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私は幼少期から大学受験が終わるまで、教育虐待を受けていました。

 

いつも勉強勉強で、TVを見る事も友達と遊ぶ事も出来ませんでした。

 

 

中学受験も強制。

 

大学は「国公立しか許さない」と言われました。

 

 

 

 

大学生になった頃、塾講師のアルバイトを始めました。

 

ある女子生徒Aさんに出会ったのです。

 

 

 

Aさんは正直成績が良くなく、それだけなら良いのですがちょっと他にも問題があり・・・

 

言い訳が凄いのです。

 

「宿題をきちんとしたけど、家に忘れてきた。」

と言って、いつも宿題の提出は出来ていませんでした。(よくある言い訳ですね)

 

 

 

あまりにも頻繁だったので、ある時に「じゃあ取りに帰ってくれる?」と提案しました。

 

「これで流石に、正直に話して謝ってくるだろう・・・」と思ったのですが

 

帰ってきて言った言葉は

 

「強い風が吹いて、プリントが飛ばされた」

 

もう唖然でした(笑)

 

 

 

 

嘘をつくのが許せず、私はAさんを責めるようになりました。

 

 

そして、ある日Aさんの一言で私はブチ切れてしまったのです。

 

「私、勉強が全てだとは思わないのです。他にも色んな道があると思っています」

 

 

 

 

 

間違ってはいないけど私は無性に腹が立ち、Aさんを叱りました。

 

「勉強が全てではないと思うなら、成績を上げてから言え」

 

「高校に行かないと、何の仕事にも就けないよ?」

 

 

 

Aさんは泣いていました。

 

どうしてこんなに腹が立つのか・・・

 

 

所詮、大学生のアルバイトなんだから適当にやり過ごせばいいのに・・・

 

そこまで本人にやる気がないなら、放って置けばいいのに・・・

 

でも、どうしても言わずにはいられなかったのです。

 

 

 

 

それから、私はAさんの成績を上げる事に躍起になりました。

 

金銭的にこれ以上授業のコマを増やせないというAさんの為に、無料で勉強を教える時間を作ったり。

 

 

 

どうしてこんなに一生懸命になるのか・・・自分でも分かりませんでした。

 

 

その後 塾講師のアルバイトは辞めたのですが、なんだかAさんが気になって数年後に年賀状を送りました。

 

 

 

 

Aさんは、返事をくれました。

 

「先生から年賀状を貰えるなんて驚きました。

 

私は今、歯科衛生士になる為の学校に通っています。

 

あの頃の私から考えると信じられないかもしれませんが、頑張っています」

 

 

 

高校に受かったとは聞いていましたが、ちゃんと進路を選択出来たんだな、と安堵しました。

 

でもそれ以上に、ある気持ちが自分の中にありました。

 

 

 

 

Aさんが言っていた「勉強だけが全てじゃない。他の道もある。」

 

それが証明されたのだとガッカリしたのです。

 

Aさんが全く勉強しなかったという意味ではなく、その価値観だったAさんがきちんと良い道に進む事が出来た、という事です。

 

 

 

 

私はずっと勉強ばかりしてきたので、

 

「勉強しなければ何者にもなれない」

「勉強しないと終わりだ」

 

そう自分に言い聞かせてきました。

 

 

 

だって、そうじゃなかったら私が頑張ってきたのは一体・・・

 

青春時代を捨ててまで勉強してきたのに・・・

 

 

 

勉強が全てとは限らない、なんて知りたくもなかった・・・

 

それを認めてしまったら、自分の環境は理不尽だったと思い知らされるからです。

 

 

 

 

 

Aさんを受け持った時の事を思い返しました。

 

 

私はAさんに、自分が親からされた事と全く同じ事をしていたのです。

 

 

 

勉強しないAさんを責め立て、「勉強しないといけない」という価値観を植え付け、自分の給料が出ない日も付きっきりで教えた。

 

まさに価値観の押しつけをしていたのです。

 

 

 

 

そもそもAさんに年賀状を送ったのも、無意識に「Aさんの価値観ではやっていけない」という結果を知りたかったのかもしれない。

 

「ほらね!勉強していないとそういう事になるでしょ?私の価値観が正解だったでしょ?」と。

 

自分を正当化したいだけでした。

 

 

 

 

でも、Aさんは好きな道に進めていた。

 

親ではなく自分が作ったレールでも良い人生が送れるのだと知ってしまい、私はショックを受けたのです。

 

自分がずっと我慢してきたから。

 

 

 

 

自分の本心は

 

私は頑張ってきたのだから、あなたも頑張ってもらわないと困る

 

楽な道なんて行かせない

 

こうでした。

 

 

 

 

後々自分の気持ちに気付いた時は絶望でした。

 

私は親と全く同じ事をしていた・・・

 

あれだけ嫌だったのに・・・

 

 

 

私は自分が我慢した分、他人が楽をしていたら腹が立つんだ。

 

もう大学生になって、異常な教育を受けていた事なんて消化出来ていると思っていました。

 

でも、大きな傷として残っていたのです。(正直今でも残っています)

 

 

 

 

私には子供がいません。

 

なので、もう教育に向き合う事はないでしょう。

 

 

もし子供がいたら、私も教育ママになるのでしょうか?

 

毒親と同じ事を子供にしてしまうのでしょうか?

 

だって、「普通」が分からないのですから。

 

 

そう考えると怖いのです。