こんにちは。
毒親育ちの梅野いより(@umeno_iyori)です。
今回は、教育虐待をしない為にはどうしたらいいのか書きたいと思います。
最初に言っておきますが、私には子供はいません。
それどころか子供に関わった経験も、人より少ないと思います。
ただ、私が教育虐待を受けて育ったと話すと、子供がいるお母さんは
「そうならない為にはどうしたらいいですか?」と聞いて下さり、
過去にTV取材を受けた時も、同じ質問がありました。
なので、あくまで教育虐待の被害者としてお話したいと思います。
私は幼少期から大学受験が終わるまで、教育虐待を受けていました。
まだ幼いのに週6で習い事と塾。
塾は中学受験の為でした。
毎日毎日、ご飯とお風呂以外は勉強。
友達と遊ぶ時間なんてなく、子供らしい青春時代なんて私にはありませんでした。
何故、反抗しなかったか?
父親が怖かったからです(母は他界。でも母はもっと厄介だった)
従わなかったら怒鳴り散らされる。
父親が怒るのが怖くて、私は何もかも父親の言う通りにしていました。
話し合いなんて出来ない。
自分の意見すら言えた事なんてありません。
そしていつかこう考えるようになりました。
「もう自分さえ我慢すれば良い」
黙って自分の部屋で、勉強机に向かってさえいれば・・・とにかく怒られなくて済む。
もう全部我慢しよう。
こうやって長い年月我慢し続けました。
家にいる時はずーっと勉強してた。
— 梅野いより@毒親と絶縁済ブロガー (@umeno_iyori) May 4, 2020
そうすれば父親が怒らないから。
一度だけ、この状況を何とかしたいと思って
テレビを観てた。
やっぱり怒られた。
その時にもう諦めた。#毒親 #毒家族 #アダルトチルドレン #教育虐待 #機能不全家族 #文化的虐待
怒られるのが嫌だったのです。
怖かったのです。
父はいつも急に「来週から〇〇習うから!」そう言いました。
父が怖い私は「うん」と言うしかないのです。
中学受験の時も「中学受験したいか?!」そう聞かれましたが
怖い父が恐ろしい顔をして尋ねてくる。
「嫌だ」なんて言えないのです。
父がどれだけ怖かったか。
父が帰ってくるドアの音で心臓が飛び上がり、大人になってからも着信があるだけで動悸が止まらない、そんな感じです。
自分の意見なんて言えない。
勿論、喧嘩した事もない。
言い合いをした事もない。
話し合いすらした事がない。
反抗期もありませんでした。
父はさぞ育てやすかったでしょう。
でも、子供はしんどいのです。
親の理想の子育てをする為に、子供が犠牲になっているのです。
では、こうならない為にはどうしたら良いか?
子供ときちんと話し合える関係でいて下さい。
喧嘩になってもいい。取っ組み合いになっても良い。
とにかく対等に話せる関係を築いて下さい。
主従関係になっては絶対にダメ。
親に怯えてしまうと、子供は何も言えなくなります。
親の言う事に「分かった」としか言えなくなります。
そうなると、もう終わりです。
親はどんどん理想を押し付けるだけ。
子供は自分を犠牲にして、精神がボロボロになっていくだけ。
私が親に一番して欲しかった事。
「きちんと自分の気持ちを聞いて欲しかった」です。
気付いた時には、自分の気持ちなんて自分で握りつぶしていました。
あまり偉そうな事は言えませんが・・・
子供が将来精神のバランスを崩してもいいですか?
友達と遊ぶ、という経験をしていなくて人間関係が苦手になってもいいですか?
親と主従関係だった為に、社会でも主従関係の中でしか生きれなくなってもいいですか?
親の期待に応える為に、完璧主義になって苦しんでもいいですか?
最後には自分を追い詰め、自殺未遂をしてもいいですか?
これは、教育虐待の被害者である私が経験した事です。
そして私は「自分が凶悪犯になれば、親が世間からバッシングされるかも」と本気で考えた事もあります。
親を憎んでます。
親とは絶縁しました。
世界で一番嫌いです。
勉強は大事です。学歴も大事です。
でも、教育虐待は一生子供に傷を残します。
私は子育ての事は1ミリも分かりません。
でも教育虐待という言葉が生まれるくらい、辛い思いをしている子供達がいるという事を知って欲しいです。
教育熱心と教育虐待は全く違うものなのです。