こんにちは。
毒親育ちの梅野いより(@umeno_iyori)です。
私は教育虐待ともう一つ、宗教の強要を受けて育ちました。
生後1ヵ月で入会。
幼少期から集会に連れ出されました。
「この宗教から離れると不幸になる。実際に亡くなった人もいる。」
そんな父親の言葉が忘れられず、30歳まで活動を続けました。
幸せになれるなんて微塵も思ってないけど
不幸になりたくない・・・
そんな恐怖を抱えながら、活動を頑張るのです。
ちなみに、世間で嫌われまくっている宗教です。
うちの毒親は、ある新興宗教の信者でした。
— 梅野いより@blog*/毒親育ち (@umeno_iyori) January 24, 2021
本当に嫌だった。
寺にも神社にも行ってはいけない。
オカルト物は観てはいけない。
小さな事かもしれないけど、禁止されるってめちゃくちゃしんどい。#毒親 #毒家族 #アダルトチルドレン #機能不全家族 #過干渉 #教育虐待 #文化的虐待
嫌われる理由・・・それは干渉・監視が強いから。
※決して宗教自体を否定するモノではありません。
あくまで私がしていた宗教、そして私がいた環境で感じた事を書きます。
組織の雰囲気は独特でした。
「みんなで幸せになりましょう。のびのび活動しましょう!
集会も来れる時に来てくれたらいいからね。」
「今日は忙しいのに集会に来てくれたんだね!ありがとう!」
最初はこんな感じです。
最初だけ・・・ね。
少し時間が経つと、本性を現してきます。
「集会来れないの?何で?」
「仕事は何時に終わるの?」
「土日は仕事?」
など、スケジュールを全て把握させろ!という勢いでした。
スケジュール帳を開いていたら、横目で覗き込まれた事も・・・
(本人はチラッと見てるつもりですが、必死で物凄い顔になってました。笑)
こ、怖い・・・
メンバーも色々で、もちろん良識がある人も沢山いました。
プライベートは一切干渉しないという考えの方もいました。
ただ、必ず灰汁(アク)が強い人がいて、本当に強烈なんです。
恋愛、友達、仕事・・・何もかも干渉されるので、話してしまう事もありました。
その流れで、悩みを相談をする事もありました。
必ず言われるのが
「逃げてはいけない。この宗教で乗り越えろ」
その人と話す回数を重ねていくうちに、ある法則に気付きました。
「転職したいんです」→「辞めてはいけない。逃げてはいけない。この宗教で乗り越えろ」
「彼氏が出来ました」→「今、そんな事してる場合?他に大事な事が沢山あるよ。」
「結婚が決まりました」→「本当にその人でいいの?」これは鉄板!
せっかく幸せになろうと歩みだしたり、幸せになっても潰そうとする。
まるで「幸せになってはいけない」と言われているようでした。
ちなみに彼氏と別れた後輩には「大変だったね・・・」なんて言いながら
顔はニヤニヤ・・・。
とにかく恋愛系が特に面白くないらしく・・・
「好きになるのは〇〇君(私が好きな芸能人)だけでいいやん!彼氏なんて作らなくていいからね!」
なんて言われた事も・・・
どんだけ余裕ないんだ・・・
今になって思うのですが、
宗教側からすると信者に幸せになられると困るのです。
嫌な仕事を辞めて、良い職場に再就職されたり
素敵な彼氏が出来たり
悩みがなくなると、宗教を必要としなくなってしまう。
だから悩んだままでいて欲しいのです。
宗教にすがる状態でいて欲しいのです。
仕事で悩んで、恋愛で悩んで、友人関係で悩んで、家族で悩んでいて欲しいのです。
とにかく人の幸せを見つけると潰しにかかる!
「そっちに行っちゃダメ~!そっちは幸せな道だから~!」
って感じです(笑)
他の記事でも書きましたが、幸せそうな信者は殆どいなく、
口出し出来る立場の後輩に対して
幸せになるのは許さない!
自分と同じであってくれ!
そんな感じでした。
あー・・・そんな人間になりたくない。
「自分はこんなに我慢してるから、お前も我慢しろ!」と言わんばかりの
独特の連鎖がありました。
基本的に暇な人が多く・・・
物理的に暇な人もいたし、一見忙しそうでも頭が暇な人が殆どでした。
だって宗教の事しか考えてないし、プライベートの話なんて聞いた事がない。
集会がなくても、週7で施設(信者が集う建物)に通っている人もいました。
24時間365日。
呼び出されたらいつでもOK!という勢い。
年寄りになれば、ますます暇。
とにかく宗教以外何もないのです!
その基準で干渉してくるもんだから・・・こっちとしては
勘弁して・・・となる訳。
人間暇だとロクな事しないなぁ~・・・。
こんな風になりたくない・・・・切実に。
そんな気持ちが、また脱会への一歩になりました。